(6)手術当日・衝撃の告知!(Aya世代で乳がんになったお話)

こんにちは、とりのこ妻です。

先日は母の日でしたね。

我が家は子どもたちと夫(とりのこ)がお花を買ってきてくれました。

 

 

長男からは「今日はママにお花買ってくるね」と先に言われていたし(隠し事ができない7歳w)、

なんなら花屋まで送迎したのも私なんですがww、

それでも子どもたちの笑顔と綺麗なお花で、気持ちがパッと明るくなりました♪

 

 

今回は、乳がん手術当日のことを振り返ってみます。

手術までの時間

右乳房全摘出手術の当日。

手術時間は順調にいけば2〜3時間程度の予定

夫(とりのこ)はファミリールームで待機。

開始予定時刻よりも30分程度遅れて、私の順番が来ました。

手術室

夫と合流して手術室へ移動。

夫は私の手を握っていてくれました。

手術室の前で夫と別れ、手術室の中へ。

手術室では点滴を入れ、麻酔であっという間に寝てしまいました。

手術後

目が覚めると、手術室の中でした。

時間を見ると、もう16時過ぎ。

予定よりも時間がかかったということは、何か悪いものが見つかったのだなと察しました。

 

 

看護師に痛み止めが必要か尋ねられ、欲しいと答えました。

しかし一向に医師は来ません。

手術箇所が痛いのを堪え、手術室でただただ待機。

 

 

早く夫に会いたいのに。

早く子どもたちを迎えに行ってあげて欲しいのに。

 

 

 

同室にはトイレに行きたいと叫ぶ、認知症と思われるお婆さん。

お婆さんを冷たくあしらう看護師さん。

 

 

お婆さんも辛いんだろうな。

看護師さんも先生も忙しいんだろうな。

だけど私も痛くて辛いんだけどな・・・。

静かに泣くことしかできませんでした。

 

 

1時間近く待たされやっと痛み止めを処方され、病棟に戻りました。

オソインダヨォ!!

長男(4歳当時)が作った「トトロたち」

手術結果


医師から聞いた手術の結果は、このようなものでした。

リンパ節への転移が見つかり、リンパ節を3つ取り除いた(郭清)

・今後、放射線治療か抗がん剤治療が必要になる可能性があること

・今後の治療方針は、検査の結果が出るまでわからない

やはり、思ったより悪かったのでした。

 

 

手術前の私の認識は、こんな感じ。

・(事前検査の結果から)転移は無さそう                               
・手術後はホルモン剤で治療(→仕事しながら治療できる。副作用も少ない。)

 

つまり、手術してしまえばあとはそんなに大変ではない。

とってしまえばおしまい。

くらいに思っていたのです。

 

 

しかし放射線治療や抗がん剤治療となると、そうはいかない。

仕事を休まなければいけないかもしれない。

副作用や脱毛を覚悟しなければならない。

 

 

頭の中はぐちゃぐちゃでした。

手術後の夜

手術後は、ナースステーション隣のケア室で一晩過ごすことになっていました。

その日は手術部位が痛く、寝返りするのも一苦労。

痛いから寝てしまいたいけど、この日は眠れませんでした

 

 

ケア室にはもう1人お婆さんがいました。

看護師との話から察するに、同じ乳がんの手術をしたと思われる人でした。

そのお婆さんはたんがのどに絡むらしく、ずっとえずいていました。

ずっと。

一晩中!

 

 

ナースコールもしょっちゅう鳴らすから、ひっきりなしに看護師が来る。

全然眠れません。

 

 

私はひたすらスマホで漫画を読んでいました。

読んでいたのは「宇宙兄弟」。

この日、結局1から40巻まで読んだのでした。

(充電無くなりそうで焦った!)

振り返り

乳がんが発覚してからのことを振り返ると、この日一番辛かった日でした。

 

 

手術室のお婆さん。ケア室のお婆さん。

私よりも体の我慢がきかないだろうし、私よりずっと辛いんだと思う。

でも、私の人生の中では、私はこのときが一番辛いのに。

 

 

先生や看護師に辛いって言えば良かった気もします。

そうすればすぐに痛み止めくれるとか、部屋を変えるとか、対応してくれたかもしれない。

 

でもそのときの私は、高齢者が頑張っているんから、(比較して)若い私は我慢しなきゃと思ってたんですね。

看護師さんに迷惑かけたくない、という変な意地もありました。

 

次にこのような機会があれば、素直に「辛い」と声をあげたいと思います。

あーツラカッタ!!

 

 

暗く長いお話になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでも誰かの役に立ちますように。

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